ドライバーカテコゼーション

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ドライバーの分類?「ドライバーカテゴライゼーション」ってなんだ?

2019-08-19

WECや鈴鹿10Hなどの耐久レースは「プロ」や「アマ」などのクラスに分かれていたり、

ドライバーも「ゴールド」「シルバー」など人によってランクが違うなど

カテゴリー分けされている。

誰がどのランクなのか、その基準はどこにあるんだ?

ということをざっくりとまずは知るとこから始めます。

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ドライバーをカテゴリー分け

まずはドライバーのカテゴリー分けから。

2019年の鈴鹿10H、エントリーリストを見ると名前の横に書かれているのが

「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4つのランク。

まずこのようなドライバーの分類を

 「ドライバーカテゴライゼーション」(Driver Categorisation)と言う。

FIA国際自動車連盟が定めた分類規則「FIAドライバーカテゴライゼーション」によって、WEC, FIA GT3 , IMSAはドライバーを振り分ける。

鈴鹿10Hも「FIAドライバーカテゴライゼーション」を活用したSUZUKA 10H独自のカテゴリーシステムで振り分けています。

分類するための規則

2019年の鈴鹿10H、例えば

小林 可夢偉は「プラチナ」

ミカ・ハッキネンは「ゴールド」

この二人の違いはどこから来るの?現役で走る人と久しぶりに走る人?

「ドライバーカテゴライゼーション」によって分類されているのだが、その規則内容とは?

  • ドライバーの年齢とキャリア記録
  • 記録されたレースペース
  • 参戦しているシリーズの結果

などなど実に細かい!(汗)

毎年FIAの公式サイトで規則を更新、PDFでダウンロード出来るようになっている

(PDFのダウンロードは個人でも出来る模様)

例えば一番上の「プラチナ」の条件を少し抜粋すると(2019年版)

  • スーパーライセンス(F1に出場可能)を保有
  • ル・マン24時間のプロカテゴリー(LMP1/LM-GTEプロ)で優勝した
  • FIA WECのプロカテゴリー(LMP1/LM-GTEプロ)で優勝した
  • 自動車メーカーにより給与をもらうファクトリードライバーで、相応の結果を残している。
    など

これらを少なくとも2つ満たすとプラチナになれる。

ゴールドの条件には、シーズン中のイベントでゴールドのドライバー達の平均ラップタイムと同じ、または速い平均ラップタイムをシーズンの大半にわたって出した人も条件を満たすことになる。

(シルバーも同じく、シルバーに対して同等、上回るタイムをシーズンの大半に渡り出せば条件を満たす)

成績だけでなく、速さも規則判定の項目にあります。

細かい規則を見たい方はFIAの公式からどうぞ。

規則内容だけでなく、その年のドライバーカテゴライゼーション一覧も見れます。

FIA Driver Categorisation | Federation Internationale de l'Automobile
FIA Driver Categorisation | Federation Internationale de l'Automobile

The FIA Driver Categorisation is the basis for all FIA Championships that use a driver categorisatio ...

www.fia.com

まとめ

「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」と言うのは、ドライバーカテゴライゼーションによって分類されたもの。

このカテゴリーで乗れる車のクラスも変わります。

2019年の場合だと

WEC鈴鹿10H
LMP-1にブロンズドライバーは乗れないPROはドライバーカテゴライズの制限なし
LMGTE-Proはドライバーカテゴライズの制限なしSILVER Cupはシルバードライバーのみ

レースカテゴリーによっても違ってきますし、今後レギュレーション変更の可能性もあります。

ル・マン24Hの中継での解説で、「去年はゴールドでしたが、今年はシルバーで走ります」

と言うのを聞いたりしますが、ドライバーカテゴライゼーションによって、変わってしまうのだなと調べて見て理解出来ました。

意外に一般の人でもFIAのサイトで見ることが出来るので、英文ですが見てみるとさらに耐久レースを学ぶことが出来ると思います。

そして、年間を通して耐久レースを走るドライバーの一戦一戦の重みも知ることができると思います。

 

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